










古来から、山の鹿は神聖な動物として人々に
崇められてきました。
その鹿の角は、毎年春に生え変わります。
じっくり時間をかけて強い立派に成長した角は、
春の季節に抜け落ちて、また生え育ちます。
この生え変わり、大きく成長するということを
ご利益を願う気持地にかけまして五穀豊穣の象徴とも言われます。
今回の新しい挑戦は、自然の恩恵を意匠に取り入れながら、
その魅力を引き出すこと。
決して、意図して大量に作ることのできない
自然の恩恵を活かす為の製品つくりに向き合いました。
この製品は、素材としたモノの特性上 同じものが2個と作れません。
鹿の角を研究し、バランスを熟考し、一つ一つ丁寧に削り出し、
持ち手と石突を作り、欠片で釦をつくり、
麻ム地とあわせ日傘として組み立てています。
※注意 モミジノシリーズは、通常のツタエノヒガサとは異なる、
少し手があいている時に取り組むことができるかなり不定期な生産ラインとなります。
また、角を加工してくれている方も、人生の先輩でかなり高齢のために、今後いつ作れなくなるかわからないお品となっています。
特性上、たくさん作る目的でもなく、それでも、そういうものが好きと思っていただける方の元にお届けできればと、日々頑張っております。
もう一度書きますが、同じものは2つとありません。
このページのこのお写真のものは1つとご理解ください。
他に在庫がある場合もありますので、何かありましたらお問い合わせください。
mail [email protected]
ツタエノヒガサ
モミジノウサギ 麻ム地 黒
素材 麻 100%
size 親骨(=傘の生地が張ってある部分の骨)の長さ:
47cm
3段折り畳み
日本製 UV加工済み
ツタエノヒガサは、tutaeeによる日傘のレーベルです。
この独特な表情の素材は、ムラ糸でゆっくりと織られた麻になります。
決して均一ではない大量生産ではない織り方をした麻素材です。
ふっくらした素材感であり、この素材ならではの雰囲気の良いムラ感のある素材。
折り畳みの日傘は、tutaeeのスペシャルサイズとして誂えている拡げたときに47cmとなる3段の折り畳みです。
竹製の石突、持ち手、それぞれの色柄に合わせたタッセルなども同様に特別に誂えたものを採用しています。
外出される際、その時を少しでも楽しんだり、気持ちをあげてもらえる…そんな暮らしの中の道具になれたら幸いです。
良い日をお過ごしくださいませ。