









すでに今年度の生産分は、ご好評により完売しておりましたが、
偶然にも染め上がりの生地が見つかり今年の最後の生産にのせることが出来ました。
この5本が今年度最後の生産上がりになります。
ご検討ください。
ツタエノヒガサ
キツネノタスキ 黒黒玉
素材 綿 100%
size 親骨(=傘の生地が張ってある部分の骨)の長さ:43cm
タッセルの色 黒
日本製 UV加工済み
ツタエノヒガサは、傳tutaeeによる日傘のレーベルです。
素材は黒に染めた地色に、手で描いた玉から型をおこした玉の連続柄で表現しています。
原画を手で描くことで形に不均一さが現れ、太さに変化のある線を活かすことで、この柔らかな玉を表しています。
この柄は、注染という技法により表されています。
注染は、全ての行程に人の手が必要な日本にしかない特殊な染め技術です。
ここでの注染は・・・傳tutaeeが描いたこの原画をもとに、職人さんが手で型を彫り、それを使って染めの職人さんが染めます。
その型を職人さんの“手”によってつくることで、線の強弱などの加減が加わり、その全てが私どもの原画と完全に忠実ではない味のある表現となります。
これは、10年以上も同じ染め工場の方々とのお仕事をくり返しておりますので、
お互いの出来ること、出来ないこと、出来ることのさじ加減なども理解しており、自分たちとは違う人の手が関わることで計算だけではない美しさも求めている一面でもあります。
また…最後になりましたが、この縁のある技法は、既に現代では用いられなくなった古典の技を特別に復活させたものになります。
他にはない、特別な技法となります。
日傘は、傳tutaeeのサイズとして特別に誂えている親骨の長さが43cmとなる世にあるものよりも少し小振りなものとなります。
女性の持ち物であること、日傘としてのご提案であることから、小振りなものを使う美しさと持ち運びやすさを考えて、この大きさをご提案しています。
竹製の石突、持ち手、露先なども同様に特別に誂えたものを採用しています。
不安が続く時節ではありますが、太陽の下 皆さまの素敵な装いを活かすことができ、かつ紫外線を防ぐという実用が、ホッと出来たり、気持ちをあげられる何かになれるなら幸いです。
よろしくお願いいたします。